日常的に使うものをエコ化する! 高効率給湯器とは?

給湯器は住宅の設備の中でもランニングコストの高い住宅設備です。住宅に“高効率給湯器”を導入することで光熱費を大きく節約することができます。省エネ住宅を実現する上で、高効率給湯器の設置を検討することは非常に効果的な方法といえるでしょう。省エネ・節約効果の実態や、購入・設置のためのコストなど高効率給湯器の情報に加えて、高効率給湯器を導入することで得られる“省エネ住宅ポイント”について詳しく紹介します。

  1. 高効率給湯器とは?
  2. 高効率給湯器の購入・設置に役立つ情報
  3. 高効率給湯器を購入する業者選び
  4. まとめ

1.高効率給湯器とは?

1-1.高効率給湯器の基準は?

通常の給湯器と高効率給湯の違いは“熱効率”にあります。熱効率というのは、使用したエネルギーに対して、どの程度有効な仕事に変換されるのかという割合を示す概念です。給湯器の場合には、使用したエネルギー(電気や石油)が温水を作る効率を現しています。一般的な給湯器の熱効率と高効率給湯器の熱効率の違いについてご紹介しましょう。

ガス給湯器の熱効率

  • 従来の給湯器の熱効率:80%
  • 高効率給湯器の熱効率:94%以上

石油給湯器の熱効率

  • 従来の給湯器の熱効率:83%
  • 高効率給湯器の熱効率:94%以上

電気給湯器の年間供給保温効率

電気給湯器の場合には割合による熱効率ではなく“年間供給保温効率”や“年間給湯効率”によって表されます。電気給湯器は“年間供給保温効率・年間給湯効率が3.0以上(寒冷地は2.7以上)”の給湯器が高効率給湯器です。

給湯器の熱効率、および年間供給保温効率は製品カタログに記載されています。給湯器の熱効率は省エネ住宅ポイントの対象などに影響を与えるので、省エネエコポイントの申請を検討している場合には、必ず確認するようにしましょう。

1-2.高効率給湯器はどのくらい省エネ?

高効率給湯器の省エネ性能とは、どの程度の省エネ効果があるのでしょうか? 高効率給湯器の省エネ性能について詳しくご紹介しましょう。

ガス・石油の省エネ性能

熱効率と燃料代の比較の簡単なガス・石油の光熱費から省エネ効果を比較してみましょう。少々単純な比較になりますが、給湯器の熱効率が15%向上することで、燃料費は15%節約することができます。年間100,000円程度と考えると、15%節約可能な給湯器では15,000円の節約が可能です。

実際にはガス料金は基本料金などの問題から、実質15%の節約は難しいのですが、完全従量制である石油に関しては15%に近い節約ができます。従来の給湯器を高効率給湯器に切り替えるだけで、15%近くの節約が可能というのは、非常に大きなメリットです。

給湯器の省エネ性能は、光熱費の節約に直結していることから高効率給湯器の導入は非常に省エネ効果が高いと考えて良いでしょう。

2.高効率給湯器の購入・設置に役立つ情報

2-1.高効率給湯器の価格帯

高効率給湯器の価格帯ですが、給湯器は“給湯の号数”や“施工内容”などによって価格が大きく変動するという特徴があります。高効率給湯器は一般的な給湯器に比べ機能も豊富であることから、価格は高めです。給湯器の10~15年程度の寿命と節約可能な光熱費を考えると、高効率給湯器は非常に省エネでエコといえるでしょう。

給湯器には、さまざまな種類があり価格は非常に幅があります。住宅の設備やライフスタイルによって最適なものを選ぶことができるように、給湯器専門業者に相談するのも良い方法です。

2-2.省エネ住宅ポイントでお得に設置

高効率給湯器を導入することで、お得なポイント制度である“省エネ住宅ポイント”を受けることができます。

省エネ住宅ポイントとは?

省エネ住宅ポイントは、エコ住宅の新築やエコリフォームに対して発行されるポイント制度です。平成27年3月10日にポイント発行申請・商品交換申請の受付が開始されました。

高効率給湯器もエコ住宅設備としてポイントの対象です。省エネ住宅ポイントの対象となる高効率給湯器の種類についてご紹介しましょう。

  • 電気ヒートポンプ給湯器(エコキュート):年間給湯保温効率、年間給湯効率3.0以上(寒冷地は2.7以上)
  • 潜熱回収型ガス給湯器(エコジョーズ):給湯部熱効率94%以上
  • 潜熱回収型石油給湯器(エコフィール):給湯部熱効率94%以上
  • ガスエンジン給湯器(エコウィル):発電・排熱利用の総合効率80%以上
  • ヒートポンプ・ガス瞬間式併用型給湯器(ハイブリッド給湯器):COP4.7以上・給湯部熱効率94%以上

上記のエコ能力を満たす高効率給湯器が、省エネ住宅ポイントの対象です。ポイント発行の対象となる対象製品は、省エネ住宅ポイントのホームページで確認することができます。

高効率給湯器の導入で発行される省エネ住宅ポイントは、設置台数に関わらず1戸あたり24,000ポイントの発行です。

2-3.省エネ住宅ポイントは何に使える?

省エネ住宅ポイントは商品と交換することができます。省エネ住宅ポイントは以下のような商品に交換可能です。

  • 省エネ・環境配慮に優れた商品(エコ商品・エコ商品券)
  • 地域振興に資するもの(地域商品券・地域産品・復興支援商品)
  • 全国で使える商品券・プリペイドカード(商品の提供事業者が環境寄附を行うなど、環境配慮型のもの)
  • 環境寄附、復興寄附

高効率給湯器を導入する際には、省エネ住宅ポイントの申請を行うことで、お得に給湯器を導入することができます。

3 .高効率給湯器を購入する業者選び

高効率給湯器の購入で重要なことは、住宅に合わせた給湯器を選ぶということです。新築であれば、施工に関してはあまり気にする必要はないのですが、リフォームの場合には施工方法もしっかりと計画する必要があります。

同じメーカーで同系統の機種であれば配線工事なども簡略化可能で、施工費用を大きく削減可能です。高効率給湯器の購入では、住宅に合わせて最適な物を選ぶことを心がけ、給湯器に関して気軽に相談できる業者を選ぶようにしましょう。

まとめ

高効率給湯器は、光熱費を節約することのできるエコ住宅設備です。高効率給湯器についてまとめてしましょう。

高効率給湯器とは?

高効率給湯器は従来の給湯器よりも熱効率を高めています。従来の給湯器よりも15%程度も熱効率の良いもの販売されており、光熱費の省エネに貢献できる数少ない住宅設備といえるでしょう。

高効率給湯器の種類

高効率給湯器にはさまざまな種類があります。省エネ住宅ポイントの対象となる高効率給湯器の種類についてご紹介しましょう。

  • 電気ヒートポンプ給湯器(エコキュート)
  • 潜熱回収型ガス給湯器(エコジョーズ)
  • 潜熱回収型石油給湯器(エコフィール)
  • ガスエンジン給湯器(エコウィル)
  • ヒートポンプ・ガス瞬間式併用型給湯器(ハイブリッド給湯器)

これらの給湯器の中で一定の省エネ能力を満たすものが、省エネ住宅ポイントの対象になります。給湯器の購入に際して、省エネ住宅ポイントの申請を検討している場合には“対象となる給湯器の確認”と“申請の方法”などについて確認しましょう。ポイントの対象となる給湯器の種類や申請方法など分からないことがあれば、給湯器専門業者に相談し、詳細を問い合わせるのも良いでしょう。