風呂の適温について知りたい! 何度に設定して風呂に入れば大丈夫なの?

「風呂」は、日本人にとって身近なものです。1日の疲れをとることができる、リラックスタイムとも言えるでしょう。しかし、風呂の温度や入り方によっては体に負担をかけることもあります。

そこで、風呂の温度は何度がちょうど良いのか、一緒に確認していきましょう。風呂の適温や季節別の適温、新生児・妊婦・高齢者・ペットの場合の適温、熱い風呂の危険性について説明します。風呂の適温について知りたい人は、ぜひチェックしてくださいね。

  1. 季節別による風呂の適温
  2. 新生児・妊婦・高齢者・ペットの場合の適温
  3. 熱い風呂の危険性について

1.季節別による風呂の適温

皆さんご存じのとおり、日本には「四季」があります。春・夏・秋・冬によって、気温や湿度も変わるでしょう。風呂の適温は、季節によって変えることが大きなポイントです。季節別による風呂の適温について説明しますね。

1-1.風呂に適した温度の目安は「36℃~42℃」

人間の体温に適した風呂の温度は、だいたい「36℃~42℃」の間と言われています。36℃以下や42℃以上は、人間の体に負担がかかってしまうためおすすめできません。風呂の温度によって、私たちに影響する効果も異なるでしょう。

36℃~42℃までの温度を、3つの種類にわけて説明しますね。36℃~39℃までの風呂を「微温浴」、39℃~42℃までを「温浴」、42℃以上のお湯につかることを「高温浴」と呼んでいるのです。大まかにわかれる3つの種類をぜひ知っておいてくださいね。

1-2.暖かくなる春~夏は「ぬるめのお湯」

春~夏は、気温が上昇し、暖かくなります。湯船につからず、シャワーで済ませようとする人も多いのではないでしょうか。気温があがる春~夏は、37℃~39℃ほどの風呂が最適です。熱い湯船につかり、サッパリしたいときもあるでしょう。しかし、ぬるめのお湯が、より心と体をリラックスしてくれます。春はもちろん、夏場は特にぬるめの湯船が最適ですよ。

特に、38℃前後に設定した風呂は、リラックス効果があると言われています。夏場は日中の暑さで体に疲れがたまっているでしょう。不快指数が大きければ大きいほど、精神的ストレスものしかかってしまいます。1日の終わりに、ぬるめのお湯で心・体ともにリラックスすることが大切です。

ぬるめのお湯は、交感神経の働きを抑制し、副交感神経を活性化してくれます。就寝1時間前に入ると、より効果が期待できるでしょう。ぬるめのお湯でも、ゆっくりつかりたい場合は「半身浴」がおすすめです。

1-3.寒くなる秋~冬は「40℃前後」が目安

気温が下がり、冷える秋~冬は、体の芯から冷えきってしまいますよね。そこで、秋~冬の風呂は「40℃~42℃」を目安に設定してください。39℃~42℃までを「温浴」と言いますが、温浴は血液の流れを活性化してくれます。むくみや冷えを解消する効果があるのです。

もし、39℃~42℃に設定してもぬるいと感じる場合は、42℃の「高温浴」でも構いません。しかし、高温浴をする場合は注意が必要です。長時間入浴すると、体に大きな負担を与えてしまいます。半身浴はぬるま湯なので長時間でも大丈夫です。けれども、高温浴は温度が高いため、20分以内の入浴時間に注意してくださいね。

季節によって風呂の適温は異なるんですね。
はい。適温のお風呂はリラックス効果を高めてくれます。

2.新生児・妊婦・高齢者・ペットの場合の適温

2-1.体に負担をかけない湯船の温度は?

成人の体よりも敏感になっている新生児・妊婦・高齢者の場合、風呂の適温はどのくらいになるのでしょうか。新生児は、湯船と室温の温度差に敏感です。温度差があまりにも激しいと泣き出す恐れもあります。夏場は、38℃~39℃、冬場は40℃に設定して風呂に入れてください。

妊婦は、おなかの中にいる赤ちゃんの影響も考えて入浴する必要があります。そのため、妊娠中は、できるだけ長く入浴しないように心がけましょう。入浴時間は最高10分、湯船の温度は37℃のぬるま湯が適温ですよ。

風呂場からあがったときと、脱衣所の温度差にも注意しておかなければなりません。激しい温度差はおなかの赤ちゃんに悪影響を与えてしまいます。また、体調が悪いときは無理に入る必要はありません。できるだけ安静にしておきましょう。

高齢者の場合も、体に負担をかけない温度が最適です。39℃~40℃が好ましいでしょう。20分以上の入浴は血圧の低下を招いてしまうため、10分~20分以内の入浴を心がけてください。

2-2.ペットの場合はどのくらい?

家族の一員になっているペットにも、風呂の適温があります。人間と同じ温度で風呂に入れてしまうと、健康に悪影響です。ペットの場合は、人間の温度よりも低めに設定してください。だいたい36℃になります。36℃に設定したシャワーで洗ってあげると良いですよ。人間とペットでは、体温が異なります。ペットの場合は、36℃のぬるま湯が気持ち良く感じるのです。

ペットのトリマー専門学校では、シャワーの適温は36℃と教えています。ぜひ参考にしてくださいね。

少し低めの温度が適温なんですね。
はい。あまりにも熱いお湯は体への負担が大きくなります。

3.熱い風呂の危険性について

3-1.熱い風呂が大好きな人は要注意!

熱い風呂に長くつかりたい人は、高齢者の方が多いでしょう。しかし、熱い風呂は危険がたくさん潜んでいるものです。危険性をきちんと把握しておかなければ、命にかかわることもあります。

特に、高齢者は免疫力が低下しているので要注意です。高齢者が熱い風呂に入ると、血管に悪影響をおよぼしてしまいます。高齢者は、血管が狭くなっているでしょう。急に熱い湯船につかるほど、血液の流れが増えるのです。

脳梗塞や心筋梗塞のような突然死が襲いかかる危険性があります。突然の変化に体が追いつけなくなってしまうのです。免疫力が低下している高齢者は、できるだけ熱い風呂は避けましょう。

3-2.長時間の入浴は体への負担が増大

決して熱い風呂に入ってはいけないわけではありません。しかし、高齢者はできるだけ42℃以上の風呂に入らないでください。高齢者以外の人は、長時間の入浴を避けましょう。熱い風呂に入る場合は、休憩を繰り返しながら入浴することがポイントです。

たとえば、5分間入浴した後は必ず3分間の休憩をとってください。湯船からあがり、体を休めましょう。休憩をこまめにとっていかなければ、体に大きな負担をかけてしまいます。風呂からあがった後、逆に疲れてしまうので気をつけてくださいね。長時間の入浴を避けること、休憩をこまめにしながら入ることを忘れないでおきましょう。

長時間の入浴も体に負担が大きいんですね。
はい。また、飲酒後の入浴も危険です。やめましょう。

まとめ

季節別による風呂の適温、新生児・妊婦・高齢者・ペットの場合の適温、熱い風呂の危険性について説明しました。人間の場合、「36℃~42℃」が適温になります。季節や1日の気分・体調によって風呂につかりましょう。

そして、リラックス効果や冷え性・むくみ対策に役立ててくださいね。上手に風呂を利用すれば、快適な生活を送ることができますよ。

  • 風呂に適した温度は「36℃~42℃」
  • 暖かくなる春~夏の適温は「37℃~39℃」のぬるま湯
  • 寒くなる秋~冬の適温は「40℃前後」
  • 赤ちゃんの適温は夏が「38℃~39℃」、冬は「40℃」
  • 妊婦は「37℃」、高齢者は「39℃~40℃」
  • ペットの場合は「36℃」のシャワーが良い
  • 熱い風呂は、心筋梗塞や脳梗塞を招く恐れがある
  • 長時間の入浴は体に大きな負担がかかる

以上のポイントは、ぜひ押さえておいてください。