肌にいいって本当?どくだみ風呂の効能と作り方をお教えします!

どくだみ風呂って聞いたことあるでしょうか? アトピーなどの肌トラブルに効果を発揮してくれると、ひそかに人気を集めています。

今回は、そんなどくだみ風呂の効能や作り方に関して紹介しましょう。

  1. どくだみ風呂とは?
  2. どくだみ風呂の効能について
  3. どくだみ風呂の作り方

1.どくだみ風呂とは?

どくだみ風呂といっても、どういったものなのかわからない人の方が多いでしょう。どくだみとはどんな植物なのか?から紹介したいと思います。

1-1.どくだみ草について

どくだみ草というのは、「ドクダミ科ドクダミ属」の多年草の植物です。どくだみ茶などで有名なため、聞いたことがある人もいるでしょう。健康と美容に高い効果を発揮してくれる植物といえます。

どくだみ草に含まれる「デカノイルアセトアルデヒド・ラウリルアルデヒド」という精油にすばらしい効能があるのです。とても強い抗菌・殺菌・消炎といった作用があり、ニキビなどの肌荒れ防止に優れています。アトピーなどのアレルギー症状を軽減させ、乾癬(かんせん)などにも効果的です。

1-2.どくだみ風呂の目的

すばらしい効能を持つどくだみ草を使ったどくだみ風呂は、皮膚の再生を促し血流を良くする働きもあります。新陳代謝を促進させるため、美肌だけでなくダイエット効果も期待できるでしょう。

どくだみ風呂は、美肌効果などが期待できるんですね。
はい。また、どくだみはどこにでも生えているので、気軽に試すことができます。

2.どくだみ風呂の効能について

さまざまな効能を持つどくだみ風呂。下記のような効果が期待できます。

  • 美肌
  • 美白
  • シミ対策
  • しわ予防
  • アンチエイジング効果
  • アトピーの改善
  • ニキビの改善と予防
  • あせもの改善
  • その他皮膚疾患の治療(水虫・乾癬(かんせん)、ただれやかぶれなど)
  • 血行促進
  • 抜け毛の予防(育毛効果)
  • ダイエット
  • 冷え性の改善
  • 安眠効果・ストレス解消
  • 体臭・加齢臭・わきがの予防と改善

以上です。これも簡潔に紹介しましたが、あらゆる皮膚疾患に効果が期待できます。リラックス効果もあることから、ストレスの発散や日々の生活習慣の改善にも役立ってくれるでしょう。体臭が気になる場合にも、制汗剤ばかりに頼らずどくだみ風呂を作ってみるといいですね。

どくだみ風呂は、あらゆる皮膚疾患に一定の効果が期待できるんですね。
はい。しかも自分で作ればお金もかかりません。

3.どくだみ風呂の作り方

どくだみ風呂の作り方は大きく分けて2種類あります。それぞれ説明しましょう。

3-1.生の葉を使う場合

生のどくだみの葉を使う場合、まずは茎と葉を分けます。葉の裏側まで丁寧に洗い汚れを落としましょう。葉が大きい場合は小さく切ります。多少葉を切った方が成分が出やすくなりますのでおすすめです。お茶を入れる時に使うパックに、切った葉を詰めて湯船に浮かべます。布袋でもいいでしょう。使う葉の量は片手に一握り分程度で十分。たったこれだけでどくだみ風呂の完成です。

3-2.乾燥した葉を使う場合

生のどくだみが手に入らない場合は、どくだみ茶の茶葉を使っても作れます。冬場なども生葉が手に入らないので、どくだみ茶を使うといいでしょう。ティーパックに入っているタイプなら、そのまま湯船に入れれば完成です。非常に簡単ですが、生の葉に比べると効能は落ちるでしょう。

どくだみ茶ではなく、生の葉を乾燥させてストックしておく場合にも、作り方は同様です。生の葉を乾燥させる方法としては、陰干しして丁寧に乾燥させます。生の葉で作るよりも臭いが少なく、苦手な人でも入りやすいでしょう。

3-3.抽出エキスを使う

どくだみの生の葉を煮出して「抽出エキス」を作ったものを使ってもいいですね。切った葉を鍋にかけ、沸騰してから弱火にし15分程度煮出して完成。ざるでこして保存しておきましょう。実は、生の葉で作ったどくだみ風呂よりも、抽出エキスで作った方が効能が高いといわれています。少し手間かもしれませんが、より高い効果を期待するなら抽出エキスがおすすめです。

3-4.入浴方法に関して

どくだみ風呂の入り方ですが、湯船につかっている時に茶葉をもんでエキスを出しましょう。肌にすりつけてマッサージするとより効果的です。お風呂上がりにはシャワーなどで体を洗い流してからにしましょう。

使用する頻度に関しては、特に制限はありません。毎日入っても大丈夫です。湯上がりにシャワーで流すのは、臭いや皮膚への刺激をなくすために行いますが、入りすぎたからといって悪い効果があるわけではありません。

3-5.副作用はあるのか?

どくだみ風呂に副作用は一切ありません。赤ちゃんから小児アトピーでも大丈夫です。ただし、どくだみが肌に合わない人もいるため、もし合わない場合にはすぐに中止して洗い流しましょう。

ちなみに、残り湯を洗濯に使用するのはやめてください。服を染めてしまう可能性があります。どくだみ風呂を長時間ためて放置することで、浴槽が染まってしまう可能性もあるでしょう。

ちょっとそれは・・・と思われる方は、どくだみの入浴剤が市販されています。そちらを利用してもいいでしょう。

生の葉でも乾燥した葉でもどくだみ風呂ができるんですね。
はい。いろいろなどくだみ風呂を試してみましょう。

まとめ

どくだみは素晴らしい効果を発揮してくれますね。肌の乾燥やアトピーなど、皮膚トラブルはとてもつらいものです。患ったことのある人にしかそのつらさはわからないと思います。どくだみ風呂は治療目的でも利用されるくらいですから、肌トラブルに悩まされている人はぜひ実行してみてください。やり方もとても簡単ですので、誰にでも作れるでしょう。

肌トラブルがないという人でも、美肌効果やアンチエイジングが期待できます。日々の美容と健康のケアのためにも取り入れて損はないでしょう。水虫の治療にも役立つため、家族全員でどくだみ風呂を使うことで、皮膚疾患の予防にもなります。あまり薬には頼りたくないという人にも最適ですね。血流を促進して代謝を上げるため、ダイエットにも利用できるのは便利でしょう。思春期のダイエットにも、お父さんのメタボ対策にも一役かってくれそうです。肌をキレイにしながら脂肪も燃焼し、さらには老化防止までできるとなると、どくだみとは万能薬といっても過言ではありません。ちなみに、どくだみ風呂と一緒にどくだみ化粧水を併用すると、より効果が高まりますよ。作り方はどくだみの抽出エキスを作る方法と同じです。精製水などで薄めて使ってみてください。お子様の肌にも安心して使えます。アトピーなどが少しでも早く改善するといいですね。