
給湯器の液晶がつかない! 原因や対処方法を解説!
「給湯器を使おうと思ったらリモコンの液晶がつかない」となったら、慌ててしまうことでしょう。このようなトラブルは、決して珍しくありません。給湯器はある日突然故障することもあります。しかし、液晶がつかないからと慌ててはいけません。本当に故障しているかどうか、まずは確認することが大切です。
今回は、給湯器の液晶が消える原因や対処方法を紹介します。
この記事を読めば、給湯器の修理を依頼する方法や交換の目安もよく分かるでしょう。給湯器が故障した場合の対処方法を知りたい人は、ぜひ読んでみてくださいね。
1.給湯器の液晶がつかない原因
はじめに、給湯器の液晶がつかなくなる原因や対処方法を紹介します。
1-1.液晶がつかないからといって故障しているとは限らない
給湯器の液晶がつかないからといって必ずしも故障とは限りません。以下のような場合は給湯器の液晶がつかなくなります。
- ガスの元栓がしまっている
- 給湯器の給水栓がしまっている
- 何らかの原因で給湯器への給水量が少なくなっている(冬季の場合は、凍結も考えられる)
- 節電モードになっている(電源ランプは点灯している)
- 給湯器本体のスイッチがオフになっている
ですから、まずガスの元栓や蛇口から水が出るかどうか確認してみましょう。特に、夜に大寒波が来た場合、温暖な地域でも水道管が凍結する可能性があります。水道が出ないときは、日が昇るまで待ちましょう。
1-2.1か所だけ液晶がつかない場合はパネルの故障かも
浴室やキッチンなどに液晶リモコンが複数設置されており、1か所だけ点灯しない場合は液晶パネルが故障している可能性があります。給湯機能に問題がない場合は、パネル交換だけすれば、解決することがあるでしょう。
1-3.給湯器自体が故障している場合の特徴
給湯器が故障している場合は、以下のような症状が出るでしょう。
- スイッチを押しても液晶が何の反応も示さず、電源ランプも点灯しない
- 電源ランプや液晶が1度は点灯するが、すぐに切れてしまう
- 液晶はついてはいないがお湯が出る
- 液晶にエラーメッセージが表示される
このような場合は、すぐに業者に修理を依頼することが大切です。
2.給湯器の修理を依頼する目安
この項では、給湯器の修理方法などについて解説します。
2-1.壊れかけの給湯器を使うのは危険
前項でご紹介したような故障の症状が出ても、時間がたつと復旧する場合があります。しかし、一度不調になった給湯器は、不完全燃焼などを起こすことも多いので、液晶がついたからと安心してはいけません。
2-2.給湯器が使える場合でも修理を依頼する
液晶がつかずに給湯器が使える場合も、異常です。「液晶が使えなくてもお湯が出るからよい」と放置しないようにしましょう。
2-3.凍結した水道管は破損の恐れもある
水道管が凍結した場合、膨張した水が水道管を壊す可能性があります。給湯器内部で水が凍り、給湯器を壊す恐れもあるので、日が昇り時間がたってもお湯が出ないときは修理を依頼しましょう。
3.給湯器の修理方法や業者の選び方
この項では、給湯器の修理方法や業者の選び方を紹介します。
3-1.給湯器は修理か交換かになる
給湯器の液晶だけがおかしい場合は、液晶パネルを交換すればいいでしょう。この場合、費用は数千円です。ただし、型番が古く、すでにパネルの在庫がない場合は、給湯器の交換をすすめられることもあるでしょう。給湯器自体の交換費用は、10万円代~かかります。給湯器の寿命は10~15年といわれており、このくらい使っている給湯器は故障したら本体ごと交換がおすすめです。
3-2.修理や交換をしてくれる業者
給湯器の交換や修理は、電力会社やガス会社の直営店、住宅機器設備会社が行っています。給湯器を購入した店舗が分かっている場合、そこに依頼するとよいでしょう。なお、水道管が凍結したときは給湯器の修理依頼が相次ぐこともあります。冬は異常があったら早めに修理の依頼をしましょう。
3-3.修理や交換に必要な時間
液晶パネルだけ交換する場合は、2時間もあれば大丈夫です。給湯器の交換も、同じ熱源で同じサイズならば、半日もあれば交換できるでしょう。エコジョーズなど次世代型給湯器にするときや、熱源や置き場所を変えたい場合は、1日以上かかることもあります。詳しくは業者とよく話し合ってください。
3-4.業者を選ぶ際はアフターサービスを重視する
給湯器を交換してくれる業者はたくさんあります。安さを売りにしている業者も多いのですが、アフターサービスも重視しましょう。給湯器は比較的故障することが珍しくないものです。アフターサービスが充実していれば安心でしょう。また、実績や評判も確認すればより安心です。
4.給湯器の修理や交換に関するよくある質問
この項では、給湯器の修理や交換に関する質問を紹介します。
Q.給湯器の熱源をガスから電気などへ変えることはできるでしょうか?
A.可能ですが、大がかりな工事になります。また、集合住宅では不可能なこともあるでしょう。
Q.賃貸物件の場合も勝手に業者を読んでもいいですか?
A.いいえ。まずは管理会社や大家さんに連絡してください。
Q.液晶パネルに強くものをぶつけたりすると壊れますか?
A.もちろんです。この場合も液晶だけの交換になりますが、古いものですと在庫がないので、給湯器ごと交換になる可能性もあるでしょう。
Q.給湯器は保証期間などはありますか?
A.1年は保証期間がありますが、業者によっては5年間ほど有料で長期保証をつけてくれるところもあるでしょう
Q.給湯器は、前触れもな突然く壊れることはあるでしょうか?
A.はい。珍しいことではありません。
まとめ
いかがでしたか? 今回は給湯器の液晶パネルがつかない原因や対処方法を紹介しました。つかないからといって故障とは限りませんが、調子の悪い給湯器を放っておいてはいけません。不完全燃焼を起こす可能性もあるので、できるだけ早く業者に見てもらって、修理や交換をしてもらうことが大切です。なお、新しい給湯器ほど省エネになります。