水風呂の効果や入り方とは?こんな入り方は危険です。

スーパー銭湯などいろいろな種類のお風呂がある入浴施設には、水風呂があるところもあります。
水風呂というとサウナに入った後に体を冷やすものというイメージがありますが、それ以外にも効果があるのです。
そこで、今回は水風呂の効果と入り方についてご説明します。
水風呂は正しく入れば健康や美容に大変効果的ですが、入り方を間違えると逆効果です。
また、ご自宅で冷水浴をする方法もご紹介しましょう。水風呂の効果について知りたいという方は必見ですよ。

目次

  1. 水風呂とは?
  2. 水風呂の効果とは?
  3. 水風呂の入り方とは?
  4. ご家庭で冷水浴をするには?
  5. 飲酒後の冷水浴は厳禁

1.水風呂とは?

水風呂とは、水温が16度~24度のお風呂のことです。
通常のお風呂の温度が39度~41度。
ぬるめのお風呂の温度が37度、8度ですからかなり低いですね。
実際にスーパー銭湯などに設置されている水風呂に入ると、かなり冷たく感じる方も多いでしょう。
しかし、16度~24度というのは蛇口から出てくる水道水の温度と同じです。
また、屋外のプールの温度も水風呂と同じくらいでしょう。
スーパー銭湯やサウナに設置されている水風呂が冷たく感じるのは、施設全体の温度が高いからです。

2.水風呂の効果とは?

水風呂に入ることを冷水浴といいます。
寒い日に屋外に出ると肌がキュッと引き締まったような感じがするでしょう。
水風呂に入るとそれと同じことが起きます。
人の皮膚にはたくさんの血管と汗腺という汗が出る管が通っているのです。
この血管と汗腺は外気温があがると開き、さがれば閉じます。
こうすることで、皮膚表面の温度を調節しているのです。
水風呂に入ると、その冷たさから血管と汗腺が一斉に閉じるので皮膚が締まったような感じがします。
そして、水風呂から上がると血管と汗腺は再び広がるのです。
この血管の収縮と開放をくりかえすことにより、血行が促進されて新陳代謝が活発になります。
毛穴にたまった老廃物も排出されやすくなり、美肌効果が期待できるのです。
また、血液の循環が活発になれば消費カロリーも増えてダイエット効果も期待できるでしょう。
さらに、交感神経と副交感神経の働きも活発になりますので、自律神経の働きが整いやすくなります。
毎日夜遅くまで起きていて寝不足という方や運動不足で眠りが浅いという方は、冷水浴をすると自律神経が正常に働くようになり、睡眠の質が改善しやすくなるのです。

3.水風呂の入り方とは?

サウナで限界まで汗をかいた後、水風呂に入るのはとても気持ちよいものです。
しかし、水風呂には正しい入り方があります。
この項では、水風呂の正しい入り方をご説明しましょう。

3-1.心臓に遠い場所から水をかけていく

熱いサウナを飛び出して水風呂へ思いきりダイブ、などということをする人はさすがにいないでしょう。
しかし、一気に首元までつかる方はいると思います。
サウナの温度は低温でも40度くらいあるのです。
フィンランド式サウナならば、100度近い高温になっていることもあるでしょう。
一方、水風呂は前述したように16度~24度です。
つまり、20度以上の差があります。
ほてった全身を一気に冷やせば、体中の血液は一気に心臓へと集まり、血圧もさがるのです。
つまり、それだけ血管や心臓に負担がかかります。
健康な人でもあまりに負担が大きければ心筋梗塞などを引き起こす恐れがあるでしょう。
高血圧や動脈硬化など血管の持病を抱えている人ならなおさらです。
安全に水風呂に入るには、足先や腕など心臓に遠いところから水をかけていきましょう。
そうやって肌を段階的に冷やしていけば、血管の収縮も穏やかになり心臓への負担も少なくなります。

3-2.ゆっくり全身をひたしていく

しかし、いくら水をかけて体を慣らしても、いきなり首元まで水につかってはいけません。
最初は腰まで、次はみぞおちまで、さらに胸元まで、と1分間隔くらいで体を水風呂に沈めていきます。
また、水風呂に長くつかりすぎてもいけません。5分くらいにしておきましょう。
あまり長くつかっていると今度は体が冷えすぎてしまいます。

3-3.3分ほど休憩してからサウナに入る

体が冷えたらすぐにサウナに入って温まるという人もいますが、それもまた体に負担をかける行為です。
サウナに入れば今まで縮まっていた血管が一気に広がります。
そうなれば、血液の流れる量が一気に増えて、血管の負担が増すでしょう。
いわゆる、ヒートショック現象が起こりやすくなるのです。
ですから、水風呂から出た後は給水するなどしてから、サウナに入りましょう。
また、一度ぬるめのお風呂につかるかシャワーを浴びてからサウナに入るのも効果的です。

4.ご家庭で冷水浴をするには?

夏も終わりだいぶ涼しくなってきましたが、それでも残暑が厳しい日もまだあります。
そんなときは冷水浴をしてさっぱりするのも気持ちがよいでしょう。
ご家庭で冷水浴をするには、水だけを浴槽に張ればよいのです。氷などを入れて無理に水温をさげる必要はありません。
また、サウナの後のように首元までつかる必要もないでしょう。
胸のあたりまでつかれば十分です。
さらに、サウナの後のように肌はほてっていないので入浴時間も10分程度でよいでしょう。
その後は、風邪をひかないようにしっかりと服を着てください。
汗がひいて気持ちがよいですよ。
盛夏ならば、1日何度も冷水浴をしてもよいでしょう。
冷房費の節約にもなります。

5.飲酒後の冷水浴は厳禁

泥酔している人は、サウナや温泉施設の入浴を断られますが、冷水浴も飲酒後は厳禁です。
お酒を飲むと顔色が赤くなるのは、血管が広がって血流が増しているため。
そんなときに冷水浴をしたら、一気に血管が縮んで血圧が上昇するでしょう。
血管の負担は相当なものになるのです。
また、血の巡りがよくなれば血中に溶けこんだアルコールも一気に全身に回ります。
グラス1杯程度のお酒を飲んだだけでも、冷水浴をすれば酔いが一気に回るかもしれません。
ですから、冷水浴をしたいのなら飲酒前に行ってください。
ただし、二日酔いのときは冷水浴がお勧めです。
冷水浴には利尿作用がありますので、二日酔いの元になっているアセトアルデヒドを体外に排出しやすくしてくれます。
二日酔いで胸のむかつきやだるさが取れないという場合は、冷水浴をしてみましょう。
10分程度の入浴でだいぶ楽になります。
また、水を張る時間がない場合は冷水のシャワーを心臓に遠いところからかけていってもよいでしょう。

おわりに

いかがでしたか?
今回は、冷水浴の効果や入り方についてご説明しました。
まとめると

  • 冷水浴は肌を引き締め、新陳代謝を活発にする効果がある。
  • 自律神経を整える働きがあるので、安眠効果も期待できる。
  • 入浴前は心臓に遠いところから水をかけて体を慣らす。
  • 徐々に胸までつかっていく。
  • サウナと冷水浴を交互に行うときは、必ず休憩時間をはさむ。
  • 家庭で冷水浴をする場合は胸までつかれば十分。

ということです。
冷水浴は昔から行水と呼ばれ、暑い夏に涼を取る手軽な方法でした。
冷水浴をすれば、肌の表面が冷えるので冷房のようにだるくなることもありません。
ただし、いくら暑いからといって冷たい水をいきなり頭からかぶってはダメです。
頭から水をかぶると、胸元まで一気に冷えてしまいます。
やはり血管が急に収縮して、負担がかかるのです。
また、冷水浴後は体が冷えすぎないようにしましょう。