熱い風呂は健康にいい? 自分の症状に併せて温度を使い分けよう!

仕事終わりに熱い風呂に入ってリフレッシュしたい。このように考える男性は多いかと思います。ですが、熱い風呂にはそれぞれメリット・デメリットが存在するのです。この記事では、熱い風呂が健康に与える影響についてまとめました。

  1. 熱い風呂は体によい? 悪い?
  2. 適切なお風呂の温度とは
  3. 風呂に入るときの注意点
  4. まとめ

1.熱い風呂は体によい? 悪い?

昔から熱い風呂は健康にいいと言われています。しかし、どこまでが本当なのでしょうか。この項目にてまとめました。

1-1.熱い風呂がもたらすメリット

熱い風呂に入ると気分がすっきりするかと思います。これは、熱いお湯によって交感神経が刺激されて気分をよくしているからです。交感神経が刺激されると血圧が上昇して心拍数が上昇します。心拍数が上がることで新陳代謝が上がりダイエット効果が見込めるのです。
熱めの風呂は、ダイエットだけでなく血行をよくする効果があります。血行がよくなることで肩こりや腰痛を軽減できるのです。また、血行がいいと体の熱を維持できるため健康にもつながります。一説では、体温が高い状態を維持することで癌(がん)予防につながると言われているのです。
また、40℃以上の風呂に入ると自己回復力が高まります。自己回復力とは、体の細胞が自身の力で修復をすることです。自己回復力が高まることで疲労を感じづらくなるメリットがあります。
さらに、熱い風呂は洗浄効果が高いので毛穴から汚れを一気に流せるのです。42℃以上の風呂ならば石けんやボディーソープが無くてもきれいになります。

1-2.熱い風呂がもたらすデメリット

熱い風呂は、メリットだけでなくデメリットがあるもの。そのデメリットとは、温度変化による疲労です。
人間の体は、自分の力で一定の体温を保つようにできています。そのため、急に熱い風呂に入ると体がビックリしてしまうのです。特に、冬場にいきなり風呂に入ると血管が縮まって血圧が急上昇します。血管が縮まることで心臓発作や脳いっ血など血管が詰まる原因にもなるのです。温泉などでかけ湯をしてから入るのは、体をきれいにすると共に温度変化に慣れさせるために行うのを知っておきましょう。
また、熱い風呂に入るとそれだけで体中の汚れが落ちていきます。しかし、頭にある皮脂もすべて洗い落としてしまうことに注意しましょう。頭の皮脂は、ある程度残っているのが理想です。しかし、熱い風呂に入り過ぎると皮脂がすべて流れ落ちて頭皮を守れなくなります。
さらに、お風呂に長時間入りたい人に熱い風呂は向きません。熱い風呂に入り過ぎると心臓などに負担を掛けるのも事実です。そのため、熱い風呂で長湯すると疲れがたまる原因にもなるので注意しましょう。

2.適切なお風呂の温度とは

風呂に入るときは、いくら熱い風呂が好きでも適切な温度が存在するものです。その温度についてチェックしておきましょう。

2-1.風呂の温度は最大でも「42℃」まで!

人の体温は35~36度の間が平熱です。この温度に近い38~40℃の風呂に入るのが理想と言われています。そのため、風呂に入るときは、どれだけ熱くても42℃までにとどめておくのがいいでしょう。
42℃以上の風呂に入っていると利尿作用が強くなります。利尿作用が高くなると血液濃度が高くなって血管が詰まりやすくなるのです。また、心臓や血圧にも負担が掛かるので脳卒中などの確率も上がります。

2-2.体の芯から温まりたいときは「40℃」の風呂!

体をしっかり温めたいときは、40℃の風呂に入るのがおすすめです。熱い風呂に入ると「温まった」、「気持ちいい」と感じます。ですが、その大半が錯覚であることが多いのも事実です。
実は、風呂で体を温めるのに大事なのは「温度」よりも「時間」となります。体を中からじっくり温めるには時間を要するのです。そのため、熱い風呂で表面だけ温めても芯から温まったことにはなりません。
体を芯から温めたいときは、40℃以下の風呂で10~15分ほど入るのがいいでしょう。体も肩まで浸(つ)けず胸までにしておくのがおすすめです。

2-3.体を休めたいときは「ぬるま湯」

体の疲れをいやしたいときは、ぜひぬるま湯に入りましょう。ぬるま湯のほうが長く入れる上、疲れを取る効果が高くなっています。
ぬるま湯は38~40℃の間。この温度間のお湯は、副交感神経が活発になって心臓の動きがゆるやかになります。その結果、筋肉がゆるんだり呼吸が遅くなったりして体全体がリラックスし始めるのです。体全体が休む状態へ移行するので疲れが取れます。
ぬるま湯へゆっくり入ると、体の温度がしっかり上がるのも特徴です。その効果で血行循環もよくなり老廃物を体外へ押し流せます。さらに、お湯の水圧が体全体をマッサージするので疲れを自然といやしてくれるのです。

2-4.体をきれいにしたい・やせたいときは「熱い風呂」

体を休めるよりもきれいにしたい・やせたいときは、42℃の熱い風呂に入るのがおすすめ。熱い風呂に入ると食欲を抑制する効果があるので自然と食事が減ります。また、発汗作用も高くなるので脂肪燃焼の効果も期待できるのです。
さらに、体を石けんなどで洗わずきれいにしたいときにも効果があります。体に付いたアカや汚れは毛穴を防いで疲れ・悪臭の原因になっているのです。そのような汚れや雑菌を一気に落としたいときは熱い風呂に入りましょう。しかし、42℃以上の風呂に入るのは体に負担ばかり掛けるので控えるようにしてください。

3.風呂に入るときの注意点

風呂は健康や汚れの面でさまざまなメリットを及ぼします。しかし、風呂に入るときは注意しておきたいこともあるもの。その注意点についてチェックしておきましょう。

3-1.飲酒後に入らない

風呂に入るとき、飲酒後に入る人もいるかと思います。ですが、飲酒後の風呂は危険なので止めましょう。風呂に入ってもアルコールが抜けることはありません。
飲酒後は、体中の水分が減っている状態です。その状態で風呂に入ると水分がさらに減って危険な状態となります。水分が無くなると脳卒中や意識を無くすなどの状態になるのです。

3-2.体を洗い過ぎない

熱い風呂に入るのは、それ自体に洗浄効果があります。お湯に浸(つ)かることで皮脂や汚れが出ていく上、殺菌効果も見込めるのです。そのため、熱い風呂に入った後でゴシゴシ洗うと必要な皮脂まで洗い落とすことになります。洗い過ぎると乾燥肌になるので注意しましょう。
洗いたいときは、石けんなどを付けたタオルで表面をなでる程度でOKです。

3-3.水分を補給しておく

風呂に入る前は、水分を補給しておきましょう。風呂に入ると汗となって水分が抜けていきます。
また、風呂から出た後の水分補給も重要です。体から塩分も抜けているため、水分と同時に塩分が取れる飲料を飲みましょう。

4.まとめ

いかがでしたか?この記事では熱い風呂に入るメリットやデメリットについてまとめました。
42℃の風呂は、ダイエットや体の汚れを落とすのに効果があります。しかし、長湯には向かないため体の芯から温められないデメリットがあるのを知っておきましょう。
反対に、38~40℃のぬるま湯は、体を芯から温めることで疲労回復に効果があります。また、ゆっくり浸(つ)かることで精神的にもリラックスできるのが特徴です。それぞれの温度にてメリットがあるので体の調子に併せて使い分けましょう!