給湯器のお湯が出ない! 給湯器が故障したときの正しい対処法

「ガス給湯器からお湯が出ない」と急な不具合は焦りますよね。必要なときにお湯が使えなくなると、生活に困るものです。給湯器が故障しているのかな?と思いがちですが、さまざまな原因があります。そこで、お湯が出ない原因や対処法、修理と交換どちらがいいのかなど詳しく説明しましょう。

  1. お湯が出ないときに疑うこと
  2. お湯が出ないときの対処方法
  3. 給湯器の故障に困ったら
  4. 修理と交換どちらがいい?
  5. 給湯器の故障・修理にかんしてよくある質問

この記事を読むことで、給湯器の知識を身につけ迅速に故障への対応ができます。

1.お湯が出ないときに疑うこと

給湯器のお湯が出ない原因はさまざまです。すぐに業者へ依頼する人は多いですが、自分たちで対処できるケースもあります。不具合を改善するには、まず原因を突き止めなければなりません。では、お湯が出なくなるのはどんな原因があるのでしょうか。

1‐1.水が出ない場合

お湯だけでなく、蛇口から水も出てこない場合は4つの原因が考えられます。まず1つ目は「断水」です。近所のお宅までも水が出てこないのなら、断水している可能性が高いでしょう。2つ目は「凍結」になります。寒い地方に多い原因でしょう。凍結対策をきちんとしていても、屋外に設置している給湯器は凍結しやすくなります。3つ目は「止水栓が開いていない状態」です。水が供給されていても栓が開いていなければ水は出ません。そして、最後の4つ目は「水漏れ」です。水が漏れてしまうと、きちんと給湯器まで届かなくなります。

1‐2.ガスの場合

ガス給湯器の場合、ガスの元栓が閉まっている、安全装置が働いているなどの原因が考えられるでしょう。水は出るけれどガス湯沸かし器のお湯が出ないケースに多い原因です。ガス給湯器はガスがなければお湯をわかすことはできません。実際、地震の発生によって給湯器の安全装置が作動したケースはあります。また、誤作動でガスが供給されないこともあるようです。決して慌てず、ガスがきちんと届いているかどうか確認しましょう。

1‐3.給湯器本体の故障

お湯が出ないとき、給湯器本体が故障している可能性も高いです。ガス給湯器・電気給湯器・ガス湯沸かし器など種類はたくさんあります。ほとんどのケースは不具合や確認ミスになるでしょう。しかし、給湯器を10年以上使用している人は故障を疑ってください。一般的に、給湯器の寿命は10年~15年と言われています。使用年数が10年近くになると故障しやすくなるのです。エラーが出ていないのにお湯が出ない、温度設定をしてもお湯にならない、異音や異臭がするなど、故障のサインになります。ほかにも異常が出ていないかどうか確認しましょう。

1‐4.そのほかの原因

ブレーカーが落ちている、電源スイッチがオンになっていない、コンセントが抜けている、お湯の使いすぎなど、ちょっとしたことが原因になっている可能性もあります。実は、お湯が出ない原因はほとんどがケアレスミスです。ケアレスミスの場合、給湯器のリモコンにエラーが出てくるでしょう。業者やメーカーへ連絡する前に、自分で確認できるところはチェックしておきたいですね。

2.お湯が出ないときの対処方法

原因別ごとの対処方法をご紹介します。すぐメーカーや業者へ連絡してしまいますが、まずは自分で給湯器の状態を確認しましょう。そして、自分で対処できるかどうか冷静な判断が大切です。

2‐1.断水・凍結してしまったら…

断水が原因の場合、給湯器にエラー表示が出ているか確認してください。ガス・石油給湯器にかかわらず、エラー表示されることが多いです。メーカーによって表示される番号が異なります。数字が何を意味しているのか、取扱説明書を見て確認してください。断水しているのがわかったら、水道局に連絡しましょう。そして、凍結が原因の場合は1度運転スイッチをオフにしてください。オンのままにしていると燃焼する恐れがあります。気温の上昇による解凍を待ちましょう。

2‐2.チェックすべき項目

お湯が出ないとき、ぜひチェックしてほしい項目を紹介します。意外とケアレスミスでお湯が出なくなることが多いです。お湯が出ないときは、まず給湯器の給水栓がきちんと開いているのか確認してください。開いていない場合はしっかり開きましょう。ガスメーターにエラーが出ているか、ガスコンロの火がつくか、給湯器のリモコンが正常に動くか、電源を入れ直してもお湯が出るかどうか1つずつ確認してください。取扱説明書にお湯が出ないときの対処法が記載されています。持っている人は取り出して対処法をチェックしてください。

2‐3.管理人・大家に相談する

賃貸物件で生活している場合、管理人・大家に相談してください。マンションやアパートでは1日に使うお湯の量が決まっています。特に、ガスや石油ではなく電気温水器を利用している賃貸物件は限界の量になると供給がストップしがちです。「お湯を使いすぎた…」と心当たりのある人は、業者へ連絡する前に管理人・大家に相談するといいでしょう。賃貸物件は自分の判断で勝手に修理してはいけません。

3.給湯器の故障に困ったら

急に給湯器が故障するとお湯が使えなくなります。お風呂など生活面に支障が出てくる前に、対策をしておきたいですね。

3‐1.業者に連絡する前にやるべきこと、できること

業者に連絡する前に自分でやるべきこと、できることがあります。まず、必ずやってほしいのが「エラーチェック」です。給湯器の異常を知らせてくれるエラーが本体、またはリモコンに出てきます。エラーに表示されている言葉や番号によって、お湯が出ない原因がわかるでしょう。番号の意味がわからない場合、メーカーのホームページで確認できます。そして、お湯が出ない原因に合った対処法を実践しましょう。たとえば、電源を入れ直す、ガスの復旧作業をする、止水栓を確認するなどできることはたくさんあります。

3‐2.やってはいけないこと

給湯器が故障している場合、やってはいけないことがあります。もし、ガスの臭いを感じるのなら給湯器を絶対に扱わないでください。ガスの臭いがするのはガス漏れしている証拠です。扱ってしまうと爆発・着火する恐れがあります。窓をあけてすぐに換気をした後、給湯器メーカーまたは業者に連絡してください。自分で修理しようとする人はいますが、素人は扱わないほうが賢明です。灯油給湯器の場合も火災・爆発の恐れがあるので注意しましょう。

3‐3.業者に連絡したほうがいいケース

自分で解決できる原因ならいいですが、業者に連絡しなければならないケースもあります。そこで、業者に連絡したほうがいいケースをいくつか紹介しましょう。まず、ガス漏れや水漏れが起きているケースです。ガス漏れ、水漏れは専門的な知識がないと対処しきれません。変に扱ってしまえば、とりかえしのつかないことになります。また、説明書のとおりにやってみたけれどお湯が出ないケースも業者に連絡してください。給湯器の内部が故障している可能性が高いでしょう。ほかにも、異音が発生する、原因がわからない場合など、自分で対処できないと判断したのならすぐ業者に連絡しましょう。できるだけ早めに連絡したほうが、修理・交換費用は安くなります。

4.修理と交換、どちらがいい?

給湯器が故障した場合、修理か、それとも交換かで悩みますよね。どちらを選ぶべきか、断言できません。なぜなら、給湯器の状況や原因によって変わるからです。そこで、ベストな選択ができるよう、修理・交換それぞれのメリット・デメリットについて説明しましょう。

4‐1.修理のメリット・デメリット

給湯器を買い替えたばかり、新品を使用している場合は修理をおすすめします。なぜなら、修理すれば長く使用できるからです。ガス給湯器の耐用年数(寿命)は10年~15年になります。使い始めたばかりの給湯器を買い替えるのはお金がもったいないです。修理をすれば、部品の交換で済むでしょう。ただし、修理に必要な部品をそろえなければなりません。部品があるかどうか、事前にメーカーや業者へ問い合わせてくださいね。ほとんどの業者が給湯器の生産を終了してから10年間、部品を保有しています。

4‐2.修理にかかる費用

修理にどのくらいお金がかかるのか、気になる人は多いでしょう。メーカーの保証期間内であれば、無料で修理可能です。ノーリツやリンナイなどメーカーによって異なりますが、保証期間は2年になります。非BL製品の場合は1年になるでしょう。保証期間外ならば修理費用が必要になります。修理費用は、故障内容によって異なるでしょう。たとえば、バーナー・ガスなど燃焼系の不具合なら2万~4万円、温度ヒューズなど安全装置系なら8,000円~6万が目安です。業者に依頼する際は、故障内容を確認しながら修理費用を見てください。

4‐3.交換のメリット・デメリット

使用期間が10年以上の給湯器は交換したほうがお得です。部品保有期間をすぎているため、修理に必要な部品が確保できません。また、修理できたとしても再び故障する確率が高いです。すぐに故障するのなら、思いきって買い替えたほうが効率的でしょう。ただし、交換するには費用がかかります。新しい給湯器の取りつけや給湯器本体価格など、修理よりも高くなる可能性が高いです。

4‐4.交換にかかる費用

給湯器の交換にかかる費用は、「給湯器本体」と「取りつけ作業」の総合額です。給湯器本体はガス・石油・電気の3種類から選ぶことになるでしょう。給湯器によって給湯能力や機能内容とさまざまな種類があります。給湯器を使う目的を明確にしたうえで選ぶといいでしょう。本体価格はおおよそ6万~です。交換+取りつけ作業のパックでサービスを提供している業者もあります。できるだけ費用を抑えたい人は、お得なパックがおすすめです。

4‐5.業者選びのポイント

給湯器の修理・交換をおこなっている業者はたくさんあります。業者によってサービス内容はさまざまです。安心して依頼できる業者を見つけるためにも、業者選びのポイントを押さえておきましょう。ポイントとしては、「見積もり」「サービス内容」「スタッフの対応」の3点です。最低でも3社~4社の見積もりを比較しましょう。見積もりがわかりやすく細かく提示しているところは安心できます。サービス内容としては、アフターサービスがあるかどうかに注目してください。アフターサービスが充実している業者は、設置後のトラブルでも無償で対応してくれます。丁寧に対応してくれるスタッフなら安心できるでしょう。

5.給湯器の故障・修理にかんしてよくある質問

給湯器の故障やお湯が出ないなどのトラブルには、さまざまな質問が寄せられています。よくある質問を5つピックアップしていきましょう。

5‐1.給湯器の修理は自分でもできるの?

修理費用を抑えるために自分で修理する人がいます。ある程度知識を持っている人なら、簡単な修理はできるでしょう。しかし、素人や原因がわからない場合は業者に依頼してください。むやみに扱ってしまえば、プロでも手がつけられなくなってしまいます。逆に、修理・故障の時間がかかるでしょう。

5‐2.修理・交換にどのくらい時間がかかるの?

急に故障してしまうと急いで修理・交換しなければなりません。まずは、現在使用している給湯器の状態を確認します。現地調査が終わってから見積もり→発注・取りつけ工事になるでしょう。業者とのスケジュールが合えば、翌日・翌々日にきてくれます。ただし、修理の可否によっては数日間かかることもあるでしょう。早く修理・交換をしたい人は、実績のある業者を選んでください。実績があればあるほど、素早く対応してくれます。

5‐3.給湯器の選び方が知りたい!

新しい給湯器に交換する場合、たくさんある種類の中から選ばなければなりません。給湯器選びのポイントとしては、「費用」「機能」「家族の人数」の3点に注目してください。特に、家族の人数は大切な要素です。家族の人数に合った号数を選ぶ必要があります。1人なら16号、2人なら20号、3~4人は24号、5人以上は28号です。人数が多ければ多いほど号数も大きくなります。

5‐4.メーカーによって給湯器の違いはあるの?

日本においてはリンナイとノーリツ(NORITZ)が給湯器の2大メーカーになります。ハッキリ言いますと、大きな違いはありません。機能・価格・保証はほとんど同じだと思ってください。ただし、サービス内容やメーカーによる得意分野はあります。リンナイはガス機器の老舗メーカーです。一方、ノーリツはエコジョーズやエコキュートなど最先端の技術を積極的に取りいれています。いろいろな種類を比較してみると、ぴったりの給湯器を見つけやすいでしょう。

5‐5.修理・交換の判断基準は?

給湯器を修理すべきか、それとも交換したほうがいいのか悩む人は、「使用年数」を目安にしてください。使用年数が10年以上経過しているのなら新しく買い替えたほうがいいでしょう。逆に、使い始めて2年以内なら修理のほうがお得です。メーカーの部品保有期間をふまえたうえで選択してください。

まとめ

いかがでしたか?お湯が出なくなるとつい焦ってしまうでしょう。しかし、冷静になることが大切です。冷静になってから、自分でできるチェックをしていきましょう。なぜお湯が出ないのか原因がわかれば、すぐに対処できます。正しい判断をするためにも、給湯器の知識を身につけてくださいね。

京都環境ネット