ビルトインガスコンロの交換は注意が必要! 気になる費用も紹介

ビルトインガスコンロを使っているものの古くなったので交換しようと思っている、または普通のテーブルコンロからビルトインガスコンロに交換しようと思っている。
でも交換に関してわからないことがたくさん…。

そんな人のために、ビルトインガスコンロを交換する際に知っていると役立つ情報について紹介します。
一般的なテーブルコンロとは違う点が多々あるので、そのあたりも理解しておきましょう。

  1. ビルトインガスコンロとは?
  2. ビルトインガスコンロ選びの注意点
  3. ビルトインガスコンロの交換方法
  4. まとめ

ビルトインガスコンロの交換って大変なの?

1.ビルトインガスコンロとは?

ビルトインガスコンロとは?

1-1.ビルトインガスコンロの特徴

ガスコンロには、いくつかの種類があります。
ガスコンロなんて自分で設置すればいいんじゃないの?と思うかもしれませんが、自分で設置が可能なのはテーブルコンロと呼ばれるタイプのコンロです。

一人暮らしであまり料理もしないという人であれば、カセットコンロを使っているかもしれません。
こちらもガスボンベを交換するだけなので簡単ですよね。

ビルトインガスコンロは、テーブルコンロとは違ってシステムキッチン組み込み式のガスコンロのことです。
そのため、システムキッチンを使っている人はビルトインガスコンロを使っている形になります。

1-2.ビルトインガスコンロの価格

ビルトインガスコンロは、テーブルコンロに比べて高いものが多いです。
安くても5万円、高いものだと20万円を超えるものもあります。

注意しなければならないのは、製品代金の他に工事代金がかかるということです。
工事代金込みのコンロもありますが、別途費用が発生する場合は、工事費用もチェックしておきましょう。

古いコンロの処分も依頼するとなると、処分費用が発生するケースもあります。

1-3.テーブルコンロから交換は可能?

テーブルコンロからビルトインガスコンロに交換ができるかどうかというのは環境によって違います。
コンロ台の上にテーブルコンロを乗せている形が多いと思いますが、残念ながらこのままではビルトインガスコンロの設置ができません。

この場合、ビルトインガスコンロ専用のコンロ台に交換する必要があるので、コンロ台の購入費用が発生するということも理解しておきましょう。
セクショナルキッチンという形でコンロ台とコンロが一緒になっているタイプもありますが、こちらもビルトインガスコンロに変更するためにはコンロ台ごと交換することになります。

普通のコンロとの違いがわかりました。工事も必要なんですね。
はい。ですから、工事代金込みなのか別料金なのかを確認しておく必要があります。

2.ビルトインガスコンロ選びの注意点

ビルトインガスコンロ選びの注意点

2-1.天板の幅について

ビルトインガスコンロにはさまざまな種類がありますが、特に注意しなければならないのが天板の幅と材質です。
天板の幅は60cmと75cmの2種類があり、自分にとって使いやすいほうを選べばいいでしょう。

ただ、大きい75cmタイプのほうが使いやすいという理由でこちらを選んでしまうのはおすすめできません。
間口が狭いキッチンである場合、75cmタイプのビルトインガスコンロを設置してしまうと物を切ったりする調理スペースが狭くなってしまいます。

コンロスペースは広いけれど調理スペースが減って料理がしにくくなったということがないように、キッチンのサイズに合わせてビルトインガスコンロを選びましょう。

すでにビルトインコンロを使っていて新しいものに交換するという場合には、今使っているのが何cmのタイプなのか確認してから購入する必要があります。

2-2.天板の材質を確認

ビルトインガスコンロの天板は、非常にたくさんの種類があります。
主流になっているのはガラストップですが、他にもガラスコート、ホーロー、ステンレス、パールクリスタルなどがあるので、よく比較するといいですね。

ガラストップは耐久性や耐熱性に優れていますが、重い物を落としてしまうと破損してしまう可能性があります。
ガラスコートはガラストップよりも安いのが魅力ではありますが、表面の塗装が割れてしまった場合、サビが広がってしまうのがデメリットです。

ホーローは非常に耐久性に優れています。
ただ、使用年数が長くなると表面のコーティングが剥がれることもあるので、サビがひどくなった場合は交換を考えたほうがいいです。

ステンレスは長く使えるとして人気があるのですが、価格が高いのがデメリットだと言えるでしょう。

パールクリスタルは色がキレイで耐久性も高いことから高い人気があります。

選ぶときに気をつけたいことがよくわかりました。
サイズと素材はキッチンの使いやすさに影響することなので慎重に選ぶようにしましょう。

3.ビルトインコンロの交換方法

ビルトインコンロの交換方法

3-1.自分で交換はできる?

テーブルコンロであれば自分で交換できますが、ビルトインコンロの場合はできません。
というのも、ガス管を接続する作業は専門的な資格が必要だからです。

どうしても自分でやりたいということであれば、各ガス供給メーカーの資格講習試験を受けて合格する必要があります。
簡易内管施工士や液化石油ガス設備士といった資格ですが、資格取得の手間を考えると業者に依頼をして交換してもらったほうがいいでしょう。

資格を取らなくてもバレなければいいのでは?と思ってしまう人もいるかもしれません。
ですが、工事に必要な道具はガス会社で資格書を提示しなければ購入できないものなので、自分で交換作業を全て行うことは不可能です。

3-2.作業の流れ

まずはビルトインコンロを選び、見積もりを依頼します。
金額に納得したあとは交換工事の予約をしましょう。

交換工事は全て行ってくれるので頭に入れておく必要はありませんが、一般的な作業の流れを紹介します。

  1. ガスの元栓を止めてからコンロを取り外す
  2. 設置する場所を掃除
  3. 新しいコンロの本体部分を設置
  4. 天板を設置
  5. ゴトクを乗せる
  6. ガス管を接続

といった流れになります。

3-3.業者に交換を依頼する際の注意

業者に依頼をする際には、必ず事前に見積もりを依頼しましょう。
また、ビルトインコンロの本体費用と工事費用がパックなのか別なのかも確認しておかなければなりません。

本体価格がとても安いので工事も含めてお願いしたところ、工事費用がパックになっていなかったというトラブルもあります。
工事費用について全く書かれていなかった場合、確認したうえで購入したほうがいいですね。

それから、古いビルトインコンロの回収費用が別料金になっている業者もあります。
この場合、ビルトインコンロの本体費用と工事費用、回収費用がかかることになるので注意が必要です。

3-4.業者の選び方

ビルトインコンロはテーブルコンロに比べると高いものです。
そのため、できるだけ安く購入できる業者を選びたいところですよね。

どれくらいの価格で販売しているかというのは各業者によって違うので、価格を比較しながら業者を選びましょう。

また、工事保証がついているところを選ぶということも大切です。
ビルトインコンロの交換工事をしてもらったものの、すぐに不具合が出てしまうこともあるかもしれません。
保証期間が設定されていない業者の場合、修理をお願いするとまた費用が発生してしまいます。

何年間の保証が用意されているかという点も忘れずにチェックしておきましょう。

素人ではビルトインコンロの交換ができないということからもわかるように、専門的な知識が必要になる作業です。
そのため、きちんとした資格保有者が作業してくれるのかということも確認しておくことをおすすめします。

ビルトインガスコンロに交換するためには資格が必要なんですね。
資格がなければ自分ではできないので必ず業者に依頼してください。しっかりと見積もりをしてもらい、納得のできる業者を選ぶことが重要です。

まとめ

ビルトインコンロの交換方法についてまとめ

いかがでしたか?

  • ビルトインコンロとはどんなコンロか?
  • ビルトインコンロの選び方
  • ビルトインコンロの交換について

以上のことを紹介しました。
ビルトインコンロはテーブルコンロとは交換方法が違うので、今回ご紹介した内容を参考にしながら正しい方法で交換してくださいね。