エコフィールのメリット・デメリットとは?どんな給湯器なの?

今年は暖冬だといわれていますが、12月も終わりになってくるとさすがに寒さも厳しくなってきます。
給湯器を使う頻度も増えてくることでしょう。
そこで、今回は次世代型石油給湯器、エコフィールのメリットやデメリットをご紹介します。
従来の石油給湯器とどこが違うのでしょうか?
また、導入を考えている方が着目すべきポイントなどもご紹介します。
石油給湯器の買い替えを検討している方は、ぜひこの記事を読んで参考にしてみてください。

  1. エコフィールとはどのような給湯器?
  2. エコフィールのメリット、デメリットとは?
  3. エコフィールを設置した方がよいケースとは?
  4. 集合住宅で石油給湯器は使えるの?
  5. おわりに

1.エコフィールとはどのような給湯器?

エコフィールとは、従来の石油給湯器では捨ててしまっていた排ガスの中にある熱を、再利用してお湯を沸かす給湯器です。
ちなみに、この仕組みは電気とガスを燃料とした給湯器にも使われています。
電気を燃料としたものはエコキュート、ガスを燃料にしたものはエコジョーズという商品名です。
給湯器というと、ガスを使ったものというイメージがある方も多いでしょう。
しかし、石油(灯油)を燃料に使った方が、費用がかからずに済むのです。
東北や北海道などの北国では、冬は給湯器がフル稼働をいう家も少なくありません。
電気やガスよりも石油給湯器の方が光熱費は安く済むため、利用しているお宅が多いのです。
石油給湯器の構造は、電気とガスを燃料とした給湯器と基本的には同じになります。
石油を燃料として火をおこして、内部に通る水を沸かして各蛇口へ給湯するのです。
このときに発生する熱の一部は、排ガスとともに空中へ放出されます。
給湯器の排気口に手を近づけて見ると熱を感じるのは、そのためです。
エコフィールは、その熱を再び給湯器内に戻してお湯を沸かします。
ですから、光熱費がぐっと安くなるのです。

2.エコフィールのメリット、デメリットとは?

では、エコフィールのメリット・デメリットはどのようなものがあるのでしょうか?
この項で詳しくご紹介します。

2-1.エコフィールのメリットとは?

エコフィールの最大のメリットは前述したように、光熱費が安くなることです。
実際にエコフィールに交換した方の話を聞くと、ほとんどの方が「石油の減りが遅くなった」といっています。
北国ならば、冬の間の光熱費は決して安くはありません。
ですから、それが節約できるのはうれしいでしょう。
また、音や臭いが少ないのもメリットのひとつです。
石油には独特の臭いがついています。
ですから、石油給湯器を運転するたびに独特の臭いがあたりにたちこめることになるのです。
従来の給湯器でも昔に比べたら、だいぶ臭いが少なくなったそうですが、エコフィールはさらに臭いが少なくなっています。
さらに、石油給湯器は電気やガスに比べて運転中の音が大きいのです。
しかし、エコフィールの場合は音が小さいので近隣の住人に迷惑もかかりません。
また、環境に配慮したエコな給湯器として設置に自治体の補助が出たり、エコポイントが使えたりすることもあるのです。

2-2.エコフィールのデメリットとは?

エコフィールのデメリットは、設置費用の高さです。
いくらエコポイントが使えるからといっても、従来の給湯器よりも数万円は高いでしょう。
また、排熱を利用する分工事も複雑になります。
ですから、設置してある家によっては追加の工事が必要になるでしょう。
また、エコフィールは床暖房も一緒に設置できるものもあります。
床暖房と給湯を同時に行えば、より光熱費がお得になるでしょう。
しかし、給湯だけならばそれほど光熱費の違いが感じられないということもあるのです。
特に、北国の中でも気候が比較的穏やかで冬の間に1~2度給湯すればよいという家では、高いお金を出してエコフィールを設置するメリットは少ないでしょう。

3.エコフィールを設置した方がよいケースとは?

エコフィールを設置した方がよいケースとはどのようなものでしょうか?
この項で詳しくご説明します。

3-1.家を建て替える

家を建て替えたり大幅リフォームをしたりするという場合は、エコフィールを設置する最もよい機会です。
特に、床暖房を入れたいと考えている方はエコフィールがお勧めでしょう。
床暖房はとても暖かいですが、思っている以上に光熱費がかかります。
ですから、エコフィールを使った方がお得です。

3-2.給湯器が寿命を迎えた

石油の給湯器が寿命を迎えた場合も、エコフィールに付けかえる絶好のチャンスです。
今は、複数の業者の給湯器を扱っている住宅機器設備会社も多いでしょう。
ですから、いろいろな会社の給湯器を比べられます。
特に、たくさんお湯を使うお宅ほどエコフィールはメリットが大きいでしょう。
ただし、電気やガスの給湯器からエコフィールに変えたいという場合は、かなり大がかりな工事になります。
ですから、エコフィールを取り扱っている会社とよく相談してください。
場合によってはエコジョーズやエコキュートの方がよい、と勧められることもあるでしょう。

3-3.自動給湯器にしたい場合は注意する

現在のところ、エコフィールの自動給湯器は販売されていません。
自動給湯器とは、お風呂のお湯はりなどを自動で行ってくれる給湯器のこと。
お風呂の沸かしっぱなしやオーバーフローを予防してくれる便利な機能です。
しかし、エコフィールの場合はこの機能が使えませんので、この機能が欲しい場合は別の給湯器を選択しましょう。

4.集合住宅で石油給湯器は使えるの?

北国で冬は毎日のように大量にお湯を使うという場合は、やはり石油給湯器が最もお得です。
しかし、集合住宅などに暮らしている方は給湯器がガスまたは電気、ということが多いでしょう。
「コストパフォーマンスのことを考えたら、石油にしたい」と思う方もいるかもしれません。
しかし、石油給湯器は電気やガスの給湯器に比べると、火災のリスクがあります。
ですから、集合住宅では許可されないことも多いでしょう。
集合住宅でも、3階建てくらいの低層住宅ならば、石油給湯器のところもあるかもしれません。
集合住宅で石油給湯器を使いたい場合は、そのような場所を探しましょう。
また、エコジョーズやエコキュートも同じように排熱を利用してお湯を沸かします。
ですから、集合住宅にお住まいの方は、それらの設置を検討してください。

5.おわりに

いかがでしたか?
今回はエコフィールのメリット・デメリットをご紹介しました。
最近の給湯器は皆しゃれた名前になっていますから、どのような特徴があるか分かりにくい場合もあるでしょう。
「エコ」がついているものは、排熱を利用してお湯を沸かすとおぼえておくとよいですね。
給湯器は普段はあまり意識することはありませんが、一度壊れると大変なことになります。
特に、冬はお湯を使うことが多くなる分給湯器の故障も多いそうです。
給湯器の寿命は8年~13年だそうですが、それはあくまでも目安。
もっと早くに寿命がくる場合もあるでしょう。
また、壊れかけの給湯器を使うのはどのような燃料の給湯器でも危険です。
しかも、石油を燃料とした給湯器の場合は、灯油がもれる危険がある分ほかの給湯器よりもより危険でしょう。
灯油がもれればすぐに火災が発生する恐れがあります。
また、給湯器は外にあるので、なかなか故障に気付かないこともあるかもしれません。
ですから、定期的な点検が大切です。