石油給湯器を取り付けたい!!価格や工事の依頼先の選び方とは?

給湯器というと、ガスや電気を燃料にしたものが多いでしょう。
しかし、寒冷地やお湯を大量に使う場所の場合は、石油給湯器(灯油給湯器)が使われています。
あまりメジャーではありませんが、大量のお湯を長期間沸かす場合は、最もランニングコストが安いのです。
そこで、今回は石油給湯器の仕組みや価格、そして取り付け方などをご紹介しましょう。

  1. 石油給湯器とは?
  2. 石油給湯器の種類とは?
  3. 石油給湯器に向いている場所とは?
  4. 石油給湯器の選び方
  5. 石油給湯器の故障やトラブル、交換時期について
  6. 石油給湯器を交換してくれる業者の選び方
  7. 石油給湯器にかんするよくある質問

今は、給湯器もより省エネの時代になっています。
石油給湯器も省エネをウリにした商品があるのです。
この記事を読めばそれがどんなものかも分かるでしょう。
石油給湯器の導入や交換を考えている方は、ぜひこの記事を読んでみてください。

1.石油給湯器とは?

石油給湯器とは、石油を燃料としてお湯を沸かし、家の中の必要な場所へ送り届ける機器です。
基本的な仕組みはガスや電気を燃料にした給湯器と変わりません。
給湯器の中では最もパワフルで短時間に大量のお湯を沸かせます。
ですから寒冷地や大量にお湯を使う場所では電気やガスの給湯器よりも使いやすいでしょう。
また、ランニングコストが同量の電気やガスに比べて安いのも魅力的です。
しかし、その反面石油を定期的に入れなければならないというデメリットもあります。

2.石油給湯器の種類とは?

石油給湯器には、瞬間式と貯湯式があります。
瞬間式は、お湯が必要なときに給湯器内の管に入っている水をそのつど沸かしてお湯を給湯するのです。
もうひとつは貯湯式で、「エコフィール」という商品名で販売されています。
エコフィールは、エコジョーズやエコキュートと同じような次世代型給湯器で、本来なら排熱として空中に放出される熱と石油を使ってお湯を沸かし、給湯器内にためておく造り。
この方式ですと、一度に大量のお湯を沸かすので、ランニングコストがよりお得になるのです。
また、排熱を利用するのでより光熱費が安くなるでしょう。
ただし、お湯を使いきってしまうと次にたまるまで時間がかかります。
また、電気と違い深夜に沸かしても値段が安くなることはないのです。

3.石油給湯器に向いている場所とは?

石油給湯器は、前述したようにパワフルにお湯を沸かしてくれます。
ですから、同じ号数の電気やガス給湯器に比べると、お湯の出が違うでしょう。
寒冷地の冬には石油給湯器のパワフルさが必要なのです。
また、同じランニングコストの場合、石油給湯器が最もたくさんのお湯を沸かせるでしょう。
そのため、寒冷地の一軒家やホテル、病院、美容院などは石油給湯器や、石油ボイラーが使われるのです。
しかし、石油給湯器は燃料の性質上、マンションなどの集合住宅では使いにくいでしょう。
さらに、電気やガスのように「安い時間」がありません。
また、燃料である灯油の価格はここ数年乱高下しています。
ですから、一概に「安い」とはいえなくなってきているのです。
ですから、単純に「一度にたくさんのお湯が使いたい」という理由だけなら、電気やガスの大容量給湯器と比較してみてください。

4.石油給湯器の選び方

この項では、実際に石油給湯器の購入をする際、注目すべきポイントや選び方をご紹介します。
いったい何を基準にすれば満足いくものが選べるのでしょうか?

4-1.石油給湯器をあつかっているメーカーとは?

石油給湯器は、ノーリツ、コロナ、長府製作所、パーパスが主な製造販売メーカーです。
ノーリツとコロナは、ガス給湯器も製造販売しているので、知っている方も多いでしょう。
そのほかのメーカーも、これらのメーカーが製品を供給しています。
ですから、どのメーカーのものを買っても、これらのメーカー製のものになるでしょう。
品質はどれも高いですから、どれを選んでも問題ありません。
ただ、付け替えるのなら同じメーカーのものの方が使い勝手も同じですので、使いやすいでしょう。

4-2.家族構成から考える

給湯器には号数があります。この号数は1分間にお湯を沸かせる量を表しているのです。
当然、号数が大きくなればお湯もたくさん使えるでしょう。
家族が多く1度に複数の蛇口からたくさんお湯を出す、という場合は家族の人数に対して少し大きめの給湯器がお勧めです。
また、給湯器の中には「強制追い炊き」という機能がついているものといないものがあります。
これは、文字どおり追い炊きができるかできないかの違いで、お風呂を使う時間がバラバラという場合は、ついていないと不便でしょう。
さらに、エコフィールの場合は、貯湯できる量も重要です。
いくら光熱費が安くなるからといって貯湯の量が少ないものを買うと、使っている途中でお湯が足りなくなるでしょう。
また、エコフィールの場合は貯湯式な分、給湯器が大きくなります。
ですから、給湯器を置くスペースを確保することも大切です。

4-3.直圧式か、減圧式か

石油給湯器(ボイラー)には、直圧式と減圧式があります。
直圧式は水道水の圧力をそのまま給湯器に接続するので、水とお湯の出力が変わりありません。
減圧式の場合は、一度圧力を弱めてから給湯器に接続するので、お湯の出が若干弱くなるのです。
直圧式の方が使い勝手がよいように思えますが、価格が割高になり古い水道管では破裂の危険性があります。
ですから、2階に浴室やキッチンがありお湯をたくさん使うという場合は文句なしに直圧。
1階でしかお湯を使わず、できるだけ費用を節約したいという場合は減圧式も視野に入れて考えてください。
なお、灯油の使用量は減圧式の方が多くなります。

5.石油給湯器の故障やトラブル、交換時期について

この項では、石油給湯器の故障やトラブルの例、そして交換時期やその方法についてご紹介します。
石油給湯器の寿命は何年ぐらいなのでしょうか?

5-1.石油給湯器のよくある故障とは?

石油給湯器の中にあるゴム製や金属製の部品は、経年とともに劣化していきます。
また、お湯の温度を決定するセンサーなども劣化していくと誤作動を起こしやすくなるでしょう。
その結果、スイッチが入らなくなったりお湯の温度が安定しなくなったりします。
さらに、最近の給湯器は安全性が高いですので、原因不明のエラーが出て作動が止まってしまうこともあるでしょう。
古いボイラーの場合は異臭がしたり黒煙が出たりします。
ガスや電気と違い、石油ボイラーは灯油を燃料としていますから、火災の危険性が高いでしょう。
ですから、異臭がしたり黒煙が上がったりした場合はすぐに使用を止めてください。

5-2.石油給湯器の寿命はどのくらい?

石油給湯器は決して複雑な作りにはなっていません。
ですから、ガスや電気の給湯器よりも若干寿命が長く、10年~15年くらいになります。
しかし、これはあくまでも目安。
もっと延びる場合もあれば、短くなる場合もあるでしょう。
そのため、10年前後で故障した石油給湯器は修理よりも買い替えを勧められることが多いのです。
給湯器の修理は、1万円~数万円が相場ですが、長年使っている給湯器の場合は複数の部品が劣化していることも多く、一か所を直してもすぐに別の箇所が故障してしまうかもしれません。
ですから、製造されて5年~8年までの給湯器が故障した場合は修理を依頼し、それ以上の給湯器は買い替えを考えましょう。
なお、石油ボイラーの場合は専用の資格がないと修理できません。
そのため、業務用の石油ボイラーの場合を備えている施設は、定期的な点検を忘れないようにしてください。

5-3.石油給湯器の交換工事について

石油給湯器を交換したいという場合は、たいてい半日程度の工事になります。
従来の給湯器からエコフィールに交換する場合は、配管などを変えるためもう少し長時間になるでしょう。
費用は、給湯器の代金に工事費用を足したもので、給湯器が10万円~15万円とすれば、工事費込みで20万円~くらいが相場です。
エコフィールの場合はもう少し高価になるでしょう。
なお、石油給湯器の故障は冬に多く、業者に依頼しても時間がかかるかもしれません。
ですから、秋になったら石油給湯器の調子を点検してもらうのもよいでしょう。
寒い日にお湯が使えないというのも厳しいです。

6.石油給湯器を交換してくれる業者の選び方

この項では、石油給湯器の交換工事をしてくれる業者の選び方などについてご紹介します。
いったいどこに依頼をすればよいのでしょうか?

6-1.石油給湯器の交換工事をしてくれる業者とは?

石油給湯器の交換工事をしてくれる業者は、メーカー直営のショップや住宅用設備機器設置業者です。
単に「石油給湯器 交換工事」などのキーワードでインターネットを検索してもヒットするでしょう。
メーカー直営のショップは、当然ながらそのメーカーの給湯器しか扱っていません。
一方住宅用設備機器設置業者はいろいろなメーカーの給湯器を取り扱っています。
よりたくさんの給湯器から自宅にあったものを選びたいという場合は、住宅用設備機器設置業者を選んだ方がよいでしょう。

6-2.業者を選ぶポイントとは?

業者は、実績が第一です。また、分かりやすい料金体系の方がお勧めでしょう。
たとえば、安価な値段設定であっても、工事費は別などという料金設定のところもあります。
さらに、新しい機種が出ると古い機種は値下げになるので、お得になるケースもあるでしょう。
また、業者によっては「すべて込みでこの値段です」というパック料金を提示しているところもあります。
これならば、分かりやすいですね。
もし、不安ならば複数の業者に見積もりを出してもらうという方法があります。
また、賃貸物件や分譲マンションの場合は業者が指定されていることもあるでしょう。

6-3.アフターフォローやトラブル対応について

信用のおける業者は一定の期間のアフターフォローがあります。
給湯器はちょっとしたことでお湯が出にくくなったり温度が不安定になったりすることも珍しくありません。
ですから、工事後に調子が悪くなったらすぐに確認してくれるサービスがあれば安心ですね。
メーカーによっては10年保証などを有料でつけているところもありますので、必要ならば依頼しましょう。

6-4.注意点

業者に依頼したからといって、すぐに交換工事が済むとは限りません。
特に、長年交換工事をしていない給湯器の場合は水道管も劣化しているところもあります。
また、給湯器はDIYで取りつけないようにしましょう。
灯油が中で漏れだすと火事の原因になります。
配管工事自体は決して難しくはありませんが、水道管工事にかかわる資格が必要です。

7.石油給湯器にかんするよくある質問

Q.石油風呂釜って何でしょうか?

A.石油を燃料としてお風呂を沸かす釜のことです。設置しても給湯には使えません。
お湯を沸かす専用になります。今は一般家庭ではほとんど使われていないでしょう。
商業施設も石油ボイラーに変わりつつあります。

Q.寒冷地では絶対に石油給湯器の方がよいのでしょうか?

A.場所にもよります。周りの住宅と比べて選んでも大丈夫です。

Q.石油給湯器は火事が心配です。

A.現在の石油給湯器の安全性は非常に高くなっています。通常の使い方をしていればまず大丈夫でしょう。

Q.燃料の灯油はどこで買えますか?

A.ガソリンスタンドと契約して定期的に給油してもらうのが一般的です。

Q.急に故障をしてしまった。どうしたらいいでしょうか?

A.給湯器の取り扱い明書を見てください。業者への連絡先が書いてあります。また、賃貸物件の場合は大家さんや管理会社に知らせてください。

まとめ

いかがでしたか?今回は石油給湯器の仕組みや種類、さらに交換の際の注意点などをご紹介しました。
石油給湯器はガスや電気に比べればマイナーかもしれませんが、使われているところは少なくありません。
また、エコフィールを設置すればより光熱費が節約できるでしょう。