ユニットバスの補修方法を紹介! 劣化原因や劣化症状を見極めよう!

「ユニットバスの補修方法を知りたい」「どんな業者に補修を依頼すればよいのか?」とお悩みではありませんか? ユニットバスの劣化が気になってくると「きれいにしたい」と思うものです。しかし、ユニットバスを丸ごと新しくするのは高額な費用がかかるため、部分的な補修で対応するのも一つの選択肢でしょう。

この記事では、ユニットバスの劣化原因や劣化症状・補修方法などについて詳しくご紹介します。

  1. ユニットバスが劣化する原因3つ
  2. ユニットバスの劣化症状にはどのようなものがあるのか?
  3. ユニットバスを補修する前のチェックポイント
  4. ユニットバスの補修方法を紹介
  5. ユニットバスの補修業者を選ぶポイント
  6. ユニットバスの補修に関するよくある質問

この記事を読むことで、ユニットバスの補修にかかる費用や、補修業者を選ぶ際に気をつけるべきことなどが分かるはずです。ぜひ参考にしてください。

1.ユニットバスが劣化する原因3つ

まずは、ユニットバスの劣化原因についてご紹介しましょう。

1-1.経年劣化

ユニットバスの劣化原因として最も多いのが、経年によるものです。ユニットバスの耐用年数は一般的に10~20年といわれており、この年数を過ぎたころから不具合が出てきやすくなります。「よく見ると小さなひび割れがたくさんある」という場合も多いでしょう。また、ユニットバスに施されている塗装が寿命を迎えると、水漏れの原因になるので注意が必要です。

1-2.手入れ不足

もちろん、適切な手入れをしていないと寿命を迎えるのが早くなるでしょう。「毎日使用後にサッと流すだけ」「排水溝や換気扇の掃除はほとんどしていない」というような状態では、故障する確率が高くなるのです。また、浴室内に頑固なカビが生えてしまい、掃除をしても落ちなくなる可能性もあります。

1-3.コーキングの劣化

パネルの継ぎ目や角の部分などに施されるコーキングは、特に劣化しやすいといわれています。コーキングがひび割れやはがれを起こしてしまうとそこから水が浸入し、内部の劣化を招いてしまうのです。そうなると、大がかりな補修が必要になるので注意しなければなりません。

2.ユニットバスの劣化症状にはどのようなものがあるのか?

ユニットバスの劣化症状にはどのようなものがあるのかをご紹介しましょう。

2-1.ひび割れ

ユニットバスに最も多く見られるのが、ひび割れや変色といった劣化症状です。浴槽には、お湯と人が入る分だけ荷重がかかります。いくら強度がある浴槽でも、その荷重に耐えきれなくなるときはいつかやってくるでしょう。そうなったとき、浴槽にひび割れや欠けなどの症状が現れてしまいます。また、浴室の壁や床にもひび割れやはがれなどの症状が起こりやすいので注意が必要です。

2-2.すぐカビが発生する

こまめに掃除をして湿気対策をしていてもすぐカビが発生する場合は、ひび割れや腐食した部分から水が浸入して壁の中にもカビが生えている可能性があります。そうなっていると、いくら掃除やカビ対策をしてもカビを取りきることはできません。壁の中にあるカビを何とかする必要があるでしょう。

2-3.排水口の流れが悪くなる

排水口の流れが悪くなっている場合、排水トラップが劣化してきている可能性があります。そのまま放置すると水漏れが起こり、ユニットバスの内側が腐食してしまうこともあるのです。ユニットバスごと交換が必要になるケースも少なくありません。

2-4.換気扇の効きが悪くなる

ユニットバス同様、浴室の換気扇にも寿命があります。換気扇の効きが悪くなると浴室内に湿気がこもり、カビが発生しやすい環境になってしまうのです。換気扇の効きが悪くなったら、浴室リフォームを検討すべきタイミングといえるでしょう。

3.ユニットバスを補修する前のチェックポイント

ユニットバスを補修する前に、いくつかチェックしておきたいポイントがあります。

3-1.汚れがひどいだけなのか、補修が必要なのか

ユニットバスの汚れがひどく、自分で掃除してもきれいにならない場合は、クリーニングで対応できる可能性があります。専門業者に依頼すれば特殊な洗剤や道具を使って掃除してくれるため、見違えるほどきれいになるはずです。補修工事を依頼するより安く済むので確認してみるとよいでしょう。ただし、ひび割れや色あせなどがある場合はクリーニングで対応しきれません。

3-2.浴槽の状態はどうか

補修を依頼する前に、浴槽の状態を確認してみましょう。ひび割れや穴・変色・塗装のはがれなど、どのような劣化症状が起こっているかを補修業者に正確に伝える必要があります。また、浴槽の素材が何なのかも確認しておきましょう。

3-3.壁の中にサビが発生していないか

ユニットバスにサビが発生している場合、建物自体に影響が及ぶ可能性があります。特に、壁の中にサビが発生していて壁がはがれ、膨らみになっているときは要注意です。放っておくとサビが広がり、そこからどんどん水が入り込んでしまいます。大がかりな補修工事が必要になるため、必ずチェックしてください。

4.ユニットバスの補修方法を紹介

ユニットバスの補修方法にはどのようなものがあるのかを、部位別にご紹介しましょう。

4-1.壁の補修方法

浴室の壁にひび割れや穴あきなどの症状が出ている場合、壁内部に影響が及んでいるかどうかで補修方法は変わってきます。壁内部まで腐食が進んでいない場合は、シール状の浴室シートを張ったり、浴室パネルを張り付けたりして部分補修が可能です。壁内部の下地が腐食してしまっている場合は、下地を撤去して下地調整をし、内壁パネルを取り付け直す作業が必要になります。また、変色や傷などで見た目が悪くなっている場合は、塗装で対応することも可能でしょう。

4-2.床の補修方法

浴室の床を補修するには、エポキシパテやガラスファイバー素材で下地処理をし、その上から塗装で仕上げる方法があります。FRP素材の床だと部分補修ができないため、床用のシートに樹脂塗装を施して補修することになるでしょう。機能性シートを張り付けた床を補修する場合は、シートの張り替えだけで対応可能なケースもあります。

4-3.浴槽の補修方法

浴槽にできたひび割れや傷を補修する場合は、破損箇所をパテで埋めてから塗装を施します。FRP素材の浴槽だと、下地処理をしてから樹脂を使って傷を補修する方法が用いられることもあるでしょう。そのほかにも、素材によって補修方法が変わってくるため、事前に確認しておくことをおすすめします。

5.ユニットバスの補修業者を選ぶポイント

ユニットバスの補修を依頼するにあたって、業者選びのポイントをご紹介しましょう。

5-1.実績が豊富か

依頼したい工事の実績がある業者を選びましょう。ユニットバスの補修工事を請け負っている業者はたくさんありますが、実績の多さはそれぞれです。業者によって得意としている分野にも違いがあるため、必ず確認してください。経験や実績が豊富な業者なら、安心して任せることができるでしょう。

5-2.費用は相場の範囲内か

ユニットバスの補修工事にかかる費用は、業者によって異なります。事前に複数の業者に無料見積もりを依頼し、内容を比較しておくとよいでしょう。そうすることで大まかな相場を把握できるため、業者が提示してきた金額が相場の範囲内か分かるはずです。

5-3.保証やアフターフォローは充実しているか

保証やアフターフォローの内容についてもチェックしましょう。万が一、工事中にトラブルが発生した場合はどう対処してくれるのか・工事後の保証期間はどのくらいかなど、確認しておくと安心です。

ハピすむ」など複数業者にまとめて見積もりを依頼できるサービスを利用するのも良いでしょう。



6.ユニットバスの補修に関するよくある質問

「ユニットバスを補修したい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。

Q.ユニットバスの劣化を進めないためにはどうすればよいですか?
A.掃除をこまめに行い、小さなひび割れなどの劣化を見逃さないようにしましょう。早めに補修することで大がかりな工事が必要なくなります。

Q.浴槽の部分補修にはいくらぐらいかかるのでしょうか?
A.劣化の程度や範囲にもよりますが、5万円前後~が相場です。

Q.ユニットバスを自分で補修することもできるのでしょうか?
A.軽度な劣化であれば道具をそろえて自分で補修することも可能です。しかし、構造内部にも影響が及んでいる場合は、業者に依頼すべきでしょう。

Q.特に目に見える劣化症状がなくてもリフォームを検討すべきですか?
A.見えない部分で劣化が進んでいる可能性は十分にあるため、使い始めてから20年近くたっているユニットバスはリフォームを検討したほうがよいでしょう。

Q.悪質なリフォーム業者に多い特徴は何ですか?
A.見積書に不明確な点が多い・相場よりはるかに安い金額を提示してくる・無料点検を強引にすすめてくるなどの業者は利用しないほうがよいでしょう。

まとめ

ユニットバスの劣化症状や補修する前のチェックポイント・業者による補修方法などを詳しくご紹介しました。ユニットバスの劣化に気づいたときは、できるだけ早めに補修を依頼すべきです。ぜひこの記事を参考に、快適なバスタイムを取り戻してください。

業者選びで失敗しないためにも、「ハピすむ」など複数の業者に一括で見積もりを依頼できるサービスを利用するのがおすすめです。