間違えると使えない可能性も……!? ガスコンロの正しい選び方

ガスコンロとひとくちに言ってもさまざまな種類があり、選び方を間違えると使えない可能性もありますので、注意が必要です。今回は、ガスコンロの選び方についてお話しします。

  1. ガスの種類をチェック
  2. 置き場をチェック
  3. 便利・楽しい新製品

1.ガスの種類をチェック

ガスコンロは、ガスの種類によって使える機種が違うことをご存じですか? 一般家庭で使われるガスは大きく分けて二つ、都市ガスとLPガスになります。自分の家にはどちらのガスが通っているのかを調べてからでなければ、ガスコンロを選ぶことはできません。

例外として、カセットボンベ式のガスがありますが、このガスを使うカセットコンロは食卓の上で鍋を温めるために使われる事が多い簡易的なもので、カセットボンベのコストパフォーマンスを考えても毎日の炊事に向いているとは言いがたい製品です。

2.置き場をチェック

台の上にコンロを置いて使うなら、据え置き式のガスコンロを選ぶことになります。ガステーブル以外の台の上に置いて使うなら、あらかじめ置き場のサイズを測っておかなければいけません。魚焼きグリルつき・2口または3口の一般的なガスコンロは、定型サイズが定められています。

「ガステーブル」として販売されている台ならば、たいていのガスコンロを乗せることができるでしょう。ただし、ガスコンロの定型サイズには標準の60cmとコンパクトサイズの56cmがあります。ガステーブルがコンパクトサイズ用なのに標準サイズのガスコンロを購入してしまうことだけはないように注意が必要です。

ガステーブル以外の狭い台には、魚焼きグリルのついていない1口のコンロなら乗せられるでしょう。カセットコンロ程度の大きさで、一人暮らし向けの製品です。システムキッチンに組み込むビルトインタイプのガスコンロもありますが、これは家の建設の時点で選ぶか、キッチンの大掛かりなリフォーム工事が必要になります。

3.便利・楽しい新製品

種類やサイズだけではなく、機能もガスコンロを選ぶ上では選択材料のひとつです。例えば、魚焼きグリルひとつをとっても、ガラス窓が引き出しに付いてくるもの、クルリと回って本体上側に収納されるものがあります。

また、受け皿に水や専用の砂を入れるのが一般的なスタイルですが、水を使わないグリルも登場はまだ記憶に新しいかもしれませんね。吹きこぼれや油はねをさっとふきとりやすい、フラットタイプのガスコンロは、キレイ好きの主婦の間で一定の評価を集めています。

多機能なガスコンロは心引かれますが、いざ自宅に導入したときに、全ての機能を本当に使うかどうかを頭の中でシミュレーションしてみると良いですね。

おわりに

今回は3通りの視点から、ガスコンロの選び方についてお話ししました。ガスコンロは、自炊をしていれば毎日使う、まさに食の相棒といっても過言ではない存在です。良い製品を選んで、毎日楽しくおいしいお料理を作りましょう。