給湯器の交換業者選びのコツは? 信頼できるポイントを詳しく解説!

「給湯器の調子が悪くて交換したいが、どんな点で業者選びをするべきか」とお考えではないでしょうか。給湯器の交換業者にもさまざまな種類があり、どの業者に依頼するべきか迷ってしまいますよね。

そこで今回は、給湯器の交換業者選びについて、詳しく解説しましょう。

  1. 給湯器の交換業者の種類
  2. 給湯器の交換業者の選び方
  3. 悪質業者の見分け方
  4. 給湯器の交換業者に関するよくある質問

この記事を読むことで、給湯器の交換業者を選ぶ基準が分かり、安心して修理や交換を依頼できます。まずは、記事を読んでみてください。

1.給湯器の交換業者の種類

最初に、給湯器の交換業者の種類ごとに詳しく見ていきましょう。

1-1.ガス会社は信頼度が高い

ガス会社は、ガス事業法に基づいて一般家庭などにガスを供給している業者です。都市ガス・プロパンガスなどの供給事業のほか、ガス給湯器・ハイブリッド給湯器などの販売・修理も行っています。

メリット

  • 公共性が高く信頼できる

デメリット

  • 給湯器の価格や修理費用が高い
  • 給湯器の機種・メーカーが限定されている

1-2.給湯器メーカーは修理対応がよい

給湯器メーカーは、給湯器の製造・販売を行う業者です。パロマやリンナイ・ノーリツなど、メーカーごとにガス給湯器・電気給湯器など得意分野があります。

メリット

  • 信頼度が高い
  • 修理・交換対応が早い

デメリット

  • 給湯器の価格や修理費用が高め
  • 委託企業が代理販売・修理を行うことが多く質がまちまち
  • 自社製品に限られる

1-3.給湯器販売業者はリーズナブルな価格

給湯器販売業者は、給湯器の販売・修理を専門に行っています。複数のメーカー・機種を取りそろえており、比較検討しながら選ぶことが可能です。また、修理に関しても専門知識と経験による対応が期待できます。

メリット

  • 複数のメーカー・機種を取り扱っている
  • 販売価格や修理費用がリーズナブル
  • 給湯器の専門知識が豊富

デメリット

  • 悪質業者に注意する必要がある

1-4.そのほかの業者

そのほか、ホームセンターや家電販売店などでも給湯器を購入できます。比較的大きな店舗が扱っていたり、冬場だけの商品展開となったりするケースが多いでしょう。

メリット

  • 販売価格が安い

デメリット

  • 取り扱っている機種・メーカーが少ない
  • 修理対応はメーカーなどに依頼することになる
  • 販売員の専門知識が乏しいことがある

2.給湯器の交換業者の選び方

給湯器の交換業者を選ぶときには、何を重視するのか考えてみましょう。各ポイントの基準に合った業者も併せて紹介します。

2-1.給湯器の販売・修理実績が豊富

給湯器の販売・修理実績が豊富な業者なら、安心して依頼できます。多くの実例と経験から、最適な給湯器を紹介してくれ、修理対応も的確にできることでしょう。長年営業を続けている点でも顧客の信頼が厚く、安定した経営ができている証拠です。

2-2.価格設定がリーズナブル

給湯器の価格や修理費用がリーズナブルな業者を選びましょう。同じ機種・同じ内容の修理でも、業者によって価格設定が異なるものです。できるだけ費用を抑えたいのなら、複数の業者に見積もりを依頼して比較してみるといいでしょう。なお、見積もりをチェックするときは、内容もきちんと目をとおしてください。たとえば、給湯器の交換では、給湯器本体だけなのか・工事費用を含んでいるのかで随分違います。

2-3.対応スピードが速い

対応スピードの速さも重視しましょう。給湯器に不具合があると、入浴できずに困ってしまいます。特に冬場は、お湯が出ないことで不便が多いものです。対応スピードが速ければ、すぐに修理・交換してくれます。不便な時間が最低限にとどまるため、満足度も高いでしょう。

2-4.アフターフォローが充実している

アフターフォローが充実していると、給湯器を長期間安心して使い続けることができます。給湯器は使用頻度が高いため、突然、不具合が起きたり故障したりすることもあるものです。しかし、アフターフォローが充実した業者なら、きちんと対応してくれることでしょう。

ハピすむ」など複数業者にまとめて見積もりを依頼できるサービスを利用するのも良いでしょう。



3.悪質業者の見分け方

給湯器の交換業者を選ぶときは、悪質業者に注意しましょう。悪質業者の主な特徴を詳しく解説します。

3-1.戸別訪問や電話勧誘を行う

悪質業者は、戸別訪問や電話勧誘が主な営業手段です。平日の昼間、高齢者や女性だけが在宅になりやすい時間帯を狙って来るので注意しましょう。初対面でもなれなれしかったり高圧的な態度を取ったりします。突然アプローチしてくる業者は、口コミや紹介などで顧客を獲得することが難しいため、戸別訪問や電話勧誘をせざるを得ないのです。

3-2.料金体系が不明

給湯器の販売価格や修理費用などの料金体系が不明なことも、悪質業者の大きな特徴です。安い印象を持たせるために「無料で給湯器の点検をしている」と言いながら家に入り込み、最終的に高額な給湯器を売ったり法外に高い修理費用を請求したりします。また、料金体系の説明を求めても話をはぐらかす場合は、悪質業者で間違いありません。

3-3.保証やアフターサービスの説明がない

保証やアフターサービスの説明がないことも、悪質な証拠と言えます。保証やアフターサービスは売り上げにならないため、軽視するのです。また、新品と偽って中古品や修理品を販売している可能性もあります。適当な修理をして代金を受け取った後は、連絡が取れなくなることもあるでしょう。スタッフからきちんとした説明がない点で、怪しいと判断してください。

3-4.必要以上に高額な機種をすすめる

悪質業者は、必要以上に高額な機種をすすめるのも特徴です。たとえば、夫婦2人暮らしの家に、大家族用の給湯器をすすめることもあります。予算内で購入したいと伝えても、何かと理由をつけて高い機種を買わせるよう話を進めるのです。また、簡単な修理で十分対応できるケースでも、交換を無理にすすめることも多いでしょう。

3-5.スタッフの態度や対応が悪い

スタッフの態度や対応が悪いことも、悪質業者に多く見られます。初対面なのになれなれしい口調で接し、最後には高圧的な態度を取る業者も少なくありません。また、質問への回答が遅い・分かりにくいなど、対応の悪さも特徴です。スタッフの態度や対応に不審な点や不満を感じるのなら、契約しないでおきましょう。しつこく勧誘される場合は、国民生活センターの消費者ホットラインなどに相談するのもいい方法です。

4.給湯器の交換業者に関するよくある質問

最後に、給湯器の交換業者に関するよくある質問に回答します。それぞれ確認してください。

Q.ガス会社の給湯器交換フェアなら安く購入できる?
A.普段の価格よりは安く購入できるチャンスです。ただし、機種指定がある・メーカー取り寄せのため時間がかかるなどのデメリットもあるでしょう。また、ほかの業者で購入したほうが安い場合もあるのでよく調べてみてください。

Q.「高額でも分割払いなら支払いが楽」と交換業者に言われたのですが?
A.分割払いを利用すれば、マイペースで計画的な支払いができるのは事実です。しかし、悪質業者が高額な機種を売るためのテクニックでもあるので注意しましょう。分割払いをしても購入する価値があるのか、じっくり考えてみてください。

Q.保証期間中なのに「有料修理になる」と言い張る業者は悪質?
A.状況によります。通常使用の範囲での不具合や故障は、無料で修理できるはずです。しかし、保証期間中であっても、間違った使用方法などによる不具合・故障の場合、有料修理で対応となるでしょう。

Q.複数の交換業者に見積もりをもらうと気が引けるのですが?
A.確かに、見積もりだけで終わってしまった業者にとっては、売り上げにならず無駄足になる可能性もあるでしょう。しかし、多くの業者は相見積もりに慣れているため、過度の心配は不要です。ただし、契約しなかった業者にも、今回は見送る旨の返事だけはしておきましょう。

Q.給湯器販売業者がリーズナブルな価格を実現できる理由は?
A.仕入れ数・販売数ともに多いからです。たくさん仕入れることで仕入価格が下がるので、販売価格も安くすることができます。また、販売数が多ければ、メーカーが特別価格で卸すこともあるでしょう。

まとめ

今回は、給湯器の交換業者について詳しく解説しました。給湯器の交換業者を選ぶときは、この記事で紹介したポイントをチェックして決めるといいでしょう。

なお、給湯器販売業者はリーズナブルな価格設定や迅速な対応などの点でおすすめです。ただし、中には悪質業者も含まれているので注意してください。給湯器の交換業者を選ぶときは「ハピすむ」など複数業者にまとめて見積もりを依頼できるサービスを利用するのも良いでしょう。